ADVENTURECluster

解析現場が抱える課題

解析の大規模化・複雑化にともない、解析専任者・設計者の双方に負担がかかっているのが現状です。

解析ソフトウェアの
操作習得に時間がかかる

複数のソフトウェアの操作方法を、一から習得する時間がなかなか取れません。

解析設定・モデル作成の
手間が大きい

大規模・複雑な解析モデルほど、境界条件や接触設定などモデル作成・解析設定そのものに多くの手間がかかります。

設計判断における解析結果の
確認・判断に時間がかかる

解析の重要性が高まる中、解析専任者への依頼や作業待ちにより、設計判断に必要な解析結果の確認に時間を要しています。

AI Expertによる解決

操作習得の学習コストを解消

GUIの操作方法を一つひとつ覚える必要がなくなります。自然言語での指示で、ADVENTURECluster の操作を AI Expert が代行します。

流用解析を自動化

大規模・複雑な解析モデルでも形状だけが違う、条件が部分的に異なるといった流用解析のくり返し作業を、解析専任者に代わって AI Expert が自動化します。

解析結果の確認を簡単に

「最大応力はどこ?」といった確認作業を、AI Expert への質問だけで完結できます。解析専任者・設計者を問わず、結果の確認・判断にかかる時間を短縮します。

AI Expertとは

AI Expertは、 ADVENTURECluster 専任者・エキスパートの操作ノウハウを、AI ワーカーとして活用できるようにする製品です。従来の GUI 操作の習得や機能追加にともなう学習コストを解消し、自然言語による指示でモデル作成・解析設定・結果確認を進められるようにします。

例えば「部品Aに6mmの4面体1次要素のメッシュを作成してください」とチャットで指示するだけで、AI Expert が ADVENTURECluster を自動で操作し、作業を完了します。難しい GUI 操作や MCP の仕組みを、利用者が意識する必要はありません。

AI ExpertはADVENTUREClusterとこれに関連する操作を大規模言語モデル(LLM)が実行できるコネクターを標準規格であるMCP(Model Context Protocol)で提供しています。 このため、基本的には LLM を選ばず、すでに導入されているClaude・ChatGPTなどのクラウドサービスの LLM はもちろんですが、社内に構築したローカル LLM でも利用可能です。

ユーザーがプロンプトを投入すると、AI Expert(チャット+MCP)が大規模言語モデルとの間で人からの指示・レスポンスのやり取りを行い、アプリケーション(Builder・Visual・Solver)の操作の呼び出しとレスポンスを通じてモデル作成・解析実行・結果可視化を行うフロー図

※ この一連の処理の中で、外部インターネットへのアクセスは発生しません(ご利用の LLM への接続を除く)。

利用シナリオ

解析専任者の場合

「この解析手順で部品XXXだけ 部品YYYに変えた解析を行ってください。」

そんな流用解析の指示を、AI Expert に任せられます。メッシュ生成から材料設定、境界条件・接触条件の設定、解析実行まで一連の操作を自動で進めるため、似たようなモデルを何度も一から設定し直す必要がありません。 さらに、たとえば10本のボルトに同じ条件を付けたいなどの反復的な設定についても部分的にAI Expertに代替させるという利用も可能です。

設計者の場合

「この形状の解析結果で応力分布を見せて。」

これまでは専任者への依頼が必要だった確認を、設計者自身が AI Expert に聞くだけで得られます。解析ソフトウェアの操作を覚える必要はなく、知りたい結果にすぐたどり着けます。

設計・解析プロセスにおける役割

設計検討からレポート作成まで、CAEを用いた設計・解析プロセスには多くの工程があります。AI Expertは、このうちメッシュ生成からレポート作成までを一連の処理として自動化し、対応します。

設計検討・CAD作成を人が行い、CAD取込からメッシュ生成・解析設定・シミュレーション・結果可視化・結果の分析・レポート化までの一連の工程をAI Expertが自動化して対応する循環図

しくみ・構成要素

AI Expert は、次の3つの要素が連携して動作します。ADVENTURECluster 専任者の操作ノウハウを担う「MCP サーバー(AI Expert)」を核に、チャット形式で指示を行う「MCP ホスト(AI Expert Desktop)」、自然言語の解釈を担う「大規模言語モデル(LLM)」を組み合わせて利用します。

ワークステーション内のMCPホスト・MCPサーバー・対象アプリが連携し、外部の大規模言語モデル(LLM)と接続する構成図
LLM

大規模言語モデル(LLM)

自然言語(プロンプト)の解釈や現在作業中の状況の記憶を担当します。クラウドサービスの LLM(Amazon Bedrock・Azure OpenAI など)、社内のローカル LLM サーバーのいずれにも対応します。

MCP HOST

MCP ホスト(AI Expert Desktop)

LLM と MCP サーバーを登録して実際にユーザーが操作するチャットアプリケーションです。ユーザーと LLM のインターフェースを担います。AI Expert Desktop は当社より提供するデスクトップアプリケーションです。お客様がすでにご利用いただいている MCP ホストもご利用いただけます。

MCP SERVER

MCP サーバー(AI Expert)

AI Expert の核となる、ADVENTURECluster 操作エキスパート情報です。アプリケーションとのインターフェースを担い、アプリケーション操作・管理を行います。

MCP ホストの制約事項

  • AI ExpertはユーザーのPC上でADVENTURECluster を直接操作する仕組みのため、Web版のAIチャットサービス(Web版Claude・ChatGPTなど)ではご利用いただけません。
  • 2026年9月18日時点でMicrosoft Copilot は AI Expert の動作対象外です。

対応する解析種類

2026年10月時点で ADVENTURECluster が実行可能な解析種類のうち、下記の解析の設定と可視化に対応しています。

  • 静解析
  • 動解析(陽的動解析を除く)
  • 固有値解析・振動解析 ※
  • 熱伝導解析
  • 疲労解析 ※
  • 形状最適化(一部未対応機能あり)
  • 位相最適化(一部未対応機能あり)

※ 振動解析ではモーダル周波数応答解析、モーダル過渡応答解析、ランダム応答解析、周波数スペクトル解析、振動疲労解析に未対応です。

対応アプリケーション

  • ADVENTURECluster Builder(プリ処理):モデル作成・メッシュ生成・境界条件設定・最適化設定など
  • ADVENTURECluster Visual(ポスト処理):結果の可視化・グラフ作成・アニメーション出力など
  • Excel 連携:ワークブック操作、グラフ作成、操作ログの再実行による定型作業の自動化など
  • Windows 操作:ユーザー名確認、フォルダ作成、ファイルの検索など

※ 対応機能の詳細は、製品・サービスに関するお問い合わせよりご相談ください。

動作環境

動作環境については、こちらを参照ください。

導入に必要なこと

MCP ホストが対応している大規模言語モデル(モデルプロバイダー)と設定項目のご準備が必要です。

  • Amazon Bedrock:AWS Access Key ID、AWS Secret Access Key
  • Azure OpenAI:Azure OpenAI API Key、Azure OpenAI Endpoint、Azure OpenAI Deployment、Azure OpenAI API Version
  • OpenAI Compatible(ローカルLLMなど):API Key、Base URL

※ 接続に際して TLS インスペクションなどセキュリティがある場合にも対応しております。上記以外(Microsoft Copilot を除く)のモデルプロバイダーをご希望の場合はご相談に応じます。

製品・サービスに関するお問い合わせ

製品・サービスへのご質問、ご相談、お見積もりなどお気軽にお問い合わせください。

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