ADVENTURECluster 体験セミナー
ADVENTURECluster 体験セミナーとは
オンライン動画配信にて、ADVENTUREClusterの体験セミナーを開催しております。
本セミナーでは、ADVENTUREClusterの特長をご理解いただくとともに、アセンブリモデルを題材とした接触解析を通してプリ・ポスト・ソルバーの基本操作を体感いただけます。
日頃、解析時間の短縮、接触解析の収束性、CAEを利用したコスト削減などに課題を抱えているお客様は、ぜひこの機会にADVENTUREClusterの特徴である“解析スピード”、“使いやすさ”をご体験ください。
CAE基礎講座
CAE基礎講座とは
構造解析を有効に活用するために必要となる知識を基礎から学ぶことが出来ます。CAE基礎講座では以下のような方々を対象としています。構造解析に関する基礎知識を学びたい設計者の方、設計や解析に携わる部門の新人教育などにもご利用頂けます。
- CAE業務に初めて携わる方
- 構造解析を基礎から習得し直したい方
CAE基礎講座の内容
CAE基礎講座の受講内容は、座学中心となっており2日間で実施されます。1日目は材料力学が中心となっており、2日目は物理現象の評価や得られた結果の妥当性確認方法等を学びます。カリキュラムの詳細は以下をご参照ください。
1日目(受講時間10:00~17:00)
- 1章序文(CAEとは、CAE活用の意義、CAEの構成、CAEに必要な知識と能力)
- 2章材料力学の基礎(材料力学とは、応力とひずみの関係、曲げ問題、ねじり問題)
- 3章CAEの概要(解析の流れ、メッシュ、材料特性、境界条件、計算実行、結果の確認)
2日目(受講時間10:00~17:00)
- 4章CAEの事例紹介(非線形と線形、動的と静的、陰解法と陽解法、解析事例の紹介)
- 5章CAE計算の効率化(効率化の目的、効率化の方法、解析モデルの工夫、解析環境)
- 6章CAE結果の評価(解析結果の見方、妥当性の確認、評価、精度向上の方法)
1日目
1章 CAEとは(受講資料 序文より抜粋)
2章 応力とひずみの関係(受講資料 材料力学の基礎より抜粋)
3章 メッシュ作成~要素の形状~(受講資料 CAEの概要より抜粋)
2日目
5章 効率化の目的(受講資料 CAE計算の効率化より抜粋)
6章 解析結果の見方(受講資料 CAE結果の評価より抜粋)
ソルバ座学講習会
ソルバ座学講習会とは
ADVENTUREClusterのソルバー機能や接触アルゴリズム、解析機能等を詳しくご説明します。ADVENTUREClusterの知識と理解を深めることで、より実践的な使い方を習得することが出来ます。ソルバ座学講習会では以下のような方々を対象としています。
- ADVENTUREClusterのユーザー様
- 非線形解析(幾何学的非線形、弾塑性解析、接触解析)にご興味のある方
ソルバ座学講習会の内容
ソルバ座学講習会では、大きく分けて以下の項目についてご説明します。
受講時間13:00~17:30
- 1章接触解析機能
- 2章幾何学的非線形
- 3章弾塑性解析機能
各項目の概要
接触解析機能(約2時間)
複数の部品から構成されるアセンブリモデル等における衝突、解離、摩擦といった部品間の力のやり取りを無視した構造解析では、部品同士が貫入してしまい、現実的な結果が得られません。このようなモデルを解析する場合には、接触を考慮することが必須となります。本講習会では接触機能について以下のような内容で行います。
- 接触の基本
- 接触アルゴリズム
- マスター面の選択
- 代表的な設定項目
- 代表的な出力項目
- 接触解析事例
接触の基本~接触とは~(受講資料 接触機能より抜粋)
接触アルゴリズム~点と面の接触~(受講資料 接触機能より抜粋)
幾何学的非線形(約45分)
幾何学的非線形を規定する変位とひずみの関係式は、要素の節点上での値で補間される変位とひずみを関係づける式になります。すなわち、変位という運動の変数を要素という領域で規定して、その勾配を近似する式といえます。有限要素法における要素、あるいはメッシュに起因する誤差は、その勾配の近似誤差であり、これが構造全体に波及して大きな誤差につながることがあります。これは、要素の選択にも関係しています。本講習会では幾何学的非線形について以下のような内容の講習を行います。
- 幾何学的非線形と幾何学的線形
- ひずみの計算式
- 考慮対象
- 計算コスト
- 幾何学的非線形の運用方法
- 境界条件の形状
はじめに(受講資料 幾何学的非線形より抜粋)
弾塑性解析機能(約1時間)
物体に外力を作用させると変形しますが、外力を除いたときに永久変形が残るような場合に、これを非弾性変形といいます。非弾性変形は、応力ひずみ関係が応力速度(あるいはひずみ速度)に依存しない変形と、速度に依存する変形とに分けることができ、前者を塑性変形、後者を粘性変形と呼びます。一定の外力作用のもとで、時間とともに進行する粘性変形はクリープと呼ばれます。塑性変形、粘性変形が進行するときは、弾性変形も同時に生じるので、こうした性質をそれぞれ弾塑性、粘弾性と呼びます。本講習会では、弾塑性に焦点を絞って説明を行います。
- 応力とひずみ
- 降伏曲面と硬化則
- 弾塑性材料の性質
- 塑性材料入力データの取り扱い
応力とひずみ~応力~(受講資料 弾塑性解析機能より抜粋)
応力とひずみ~応力とひずみの関係~(受講資料 弾塑性解析機能より抜粋)
ADVENTURECluster 講習会
ADVENTURECluster 講習会とは
ADVENTURECluster 講習会はADVENTURECluster Builder/Solver/Visualを実際に使用したオペレーションが中心の講習となります。この講習は基本操作の習得を目的とし、以下のような方々を対象としています。
- ADVENTUREClusterを初めてご使用になられる方
なお、本講習会は、日本機械学会の計算力学技術者資格認定事業委員会により公認CAE技能講習会として認定されております。詳しくは計算力学技術者資格認定事業における「試験概要・申込」のページをご参照ください。
ADVENTURECluster 講習会の内容
ADVENTURECluster 講習会では、大きく分けて以下の項目についてご説明します。
受講時間13:00~17:15
- 1章チュートリアルを使用した基本的な操作手順の実習
- 2章梁の曲げ問題から知る要素種類と精度
- 3章境界条件設定による解析結果の違い
各項目の概要
チュートリアルを使用した基本的な操作手順の実習(約3時間)
ADVENTUREClusterを使用した静解析を行うために必要な基礎的操作方法を学びます。
- プリ処理システムADVENTURECluster Builderの基本的な操作方法
- ADVENTURECluster Solverによる解析の実行方法
- ポスト処理システムADVENTURECluster Visualによる解析結果の評価方法
梁の曲げ問題から知る要素種類と精度(約1時間)
単純な梁の曲げ問題を例題とし、何種類かの要素を用いてモデリングを行い、解析結果の精度と理論解との比較を行います。本講習会では、構造解析の精度評価の第一歩に過ぎませんが、常に要素選択やメッシュ品質に気を付ける姿勢が重要であるという認識を持つことを狙いとしています。
境界条件設定による解析結果の違い(約30分)
円板の荷重解析を通して境界条件を変化させることで解析結果に変化が起こることや、対称条件を利用して解析モデルの省力化を行い比較検討することで、最適な解析モデルの作成とは何かを考えるきっかけになることを目的としています。