学んできた知識を活かし、作業に没頭できる環境。
将来的には難しい開発にもチャレンジしたい!
加藤 卓実 / 2020年入社 / ソルバ開発部
当社に入社したきっかけについて教えてください
私は大学と大学院で物理学を専攻しており、物理現象を数式化することに興味があり大学院まで行きました。CAEはそういったことが背景にあるようなソフトウェアなので、自分とマッチすると考えて当社への入社を希望しました。
前職ではあまり数学的で物理的な知識を活用できずにいました。大学院まで出たので、その知識を生かしたいと考え出したのが転職のきっかけです。
国内でソルバーのようなソフトウェアを開発している会社は多くなく、当社に縁を持てたのはとても幸運だと感じています。「速度で世界と競争したい」という当社の考えにも共感しました。
今まで学んできた事を生かしつつ、日々の新しい勉強も必要です。開発に対する疑問や不明点が出てきたら、ウェブや本で勉強しています。
1日の仕事のスケジュールや具体的な仕事内容は?
フレックス制のためコアタイム以外は人によって業務開始終了時間が異なっていますが、私の場合は8時から17時まで勤務しています。基本的には開発をメインに業務に当たっており、会議は週に2時間ほどです。大学院で学んだ専門的な知識を活かして、一日中作業に没頭できる事に喜びを感じています。出社勤務とリモート勤務を比べてみると、通勤時間があるか、ないかの違いのみで仕事のスケジュールには変わりがありません。
CAEソフトはプリプロセッサ、ソルバー、ポストの3つから構成されており、私はそのうちの解析の実行部分であるソルバーの開発に携わっています。開発内容としては機能の追加や性能の向上の部分に関わっております。
仕事は年1回のリリースに合わせて、進めています。4月から7月はテスト、8月から3月までは開発という大きな流れがあります。
テスト期間では開発した機能のテストを実施し、不具合を発見した場合は修正対応します。テストが一通り完了すると、次のバージョンの開発内容の調査等に着手しています。
開発期間では一人一人役割が割り振られ、設計(要件定義、外部設計)、実装、単体テスト、ドキュメント作成などの作業を進めていきます。既存機能の使用や実装でわからないことがある場合は上長に相談したり、他の人の開発項目のレビューをすることもあったりします。
会社の雰囲気について教えてください
相談事等こちらからアクションを起こせば必ずアクションが返ってくる、そんな相談がしやすい雰囲気のチームです。また上長は知識が豊かで、とても頼りになります。
出社した場合は、出勤している方々は毎日数名程度です。オフィスにはワークステーションクラスのPCが用意されており、1人1台使用できる環境です。
リモート勤務もしやすく、会社から受け取った端末を使用してオフィスにあるPCにアクセスして業務に当たります。マウスとキーボードとモニターは変わりますが、会社にいるときとほぼ変わらない環境で仕事ができます。
福利厚生の部分でいうと、ウォーキングラリーがあります。5カ月間で平均歩数を記録し、記録によってはインセンティブがあります。オフィスが入っているビルの14階は広くて明るいカフェテリアになっていて、豊洲の綺麗な景色を眺めながら休憩が取れます。
苦難を乗り越えたときエピソード、やりがいを感じていること
入社当初は事務手続きやリモートワーク用の端末の受け取りなどで2日出社したのみで、年間でも5回程度の出社でした。
コロナへの対応も緩和していく中で最近は私も出社日数を増やしていますが、リモートでの交流もまだまだ多いと感じます。そんな中、コミュニケーションの部分で難しいなと感じることもあります。初めて言葉を交わす機会がチャットですとどんな方なのだろうと緊張してしまいますし、特にはじめの頃は相談の仕方で悩みました。文章では具体的な内容まできちんと落とし込まないと伝わりにくいため、抽象的な質問にならない様に気を付けています。
ソフトウェア開発と同時に勉強も必要です。新たに目にしたソースコードを読み解くような場面になると、あっという間に時間が過ぎていってしまいます。個人の裁量に任されて業務に取り組んでいるため自分のペースで業務に当たることはできますが、決められた期日までにはしっかりと結果を出す必要があります。最初はどうやったらいいのか迷うこともありましたが、知恵を絞って自分で考えたり、チームに相談したりして乗り越えてきました。学んできた数学や物理の知識を活かし、設計通り(自分の考えた通り)に動作した時は心から嬉しくやりがいを感じます。チームメンバーのサポートで、吸収することも沢山あり勉強になります。
今後業務を通じてチャレンジしていきたいことについて教えてください
まだ数年間は、ひたすらソルバーの開発で実際に手を動かしてたいと考えています。将来的には、やれることを増やして難しい開発にもチャレンジして行きたいと考えています。例えば、新しい材料の定式化の組み込みや線形ソルバーの高速化のような難易度の高い開発などで、コツコツとお客様の要望をかなえるものを作れる様になることを目標にしています。また、所属部署でのリアル飲み会もやってみたいなと思っています。